平成30年度 修了式
◇平成31年3月26日(火)、平成30年度の修了式が終わりました。保護者や地域の皆様方には、本校の学校経営にご理解ご協力をいただきましたこと、大変感謝申し上げます。本日、修了式で挨拶いたしました内容を抜粋して載せますのでご覧下さい。
◇一年間本当にありがとうございました。
今日は、とうとう1年間の終わりの日になりました。修了式です。
今、みなさんの代表の人に「修了証」を渡しました。みなさんが、それぞれの学年で、学習を身につけたこと、運動を一生懸命やり体を鍛えたこと、毎日休まずに学校に来ることができたことなど、見事に修了できたという証(あかし)の修了書です。 ですからみなさんは、4月から1つ学年が上がることができます。この後教室で、修了証を担任の先生からもらってください。。
さて、先週22日に卒業式が行われました。その中で卒業した6年生へ、一つ伝えたいことを話しました。1年生から3年生の皆さんは聞いていなかったので、一部分を話します。
それは、『たくましく生きてほしい』ということを話しました。人の心には「やりぬこう」という心と「もうやめてしまおう」という心があります。この二つの心が、苦しくなると、自分の中で争います。皆さんには、常に「やりぬこう」という心をもち、たくましく生きる人になってほしいと思います。と伝えました。
今日は、少し付け足したいと思います。「たくましく生きる」とは、先日、現役を引退した、メジャーリーグ、シアトル・マリナーズのイチロー選手は、正にたくましく生きている偉人だと感じました。
イチローさんの引退会見を振り返ると、
「現役生活に思い残したこと」を聞かれた時に、『後悔などあろうはずがありません。自分なりに頑張ってきたということは、はっきり言えるので。これを重ねてきて、重ねることでしか後悔を生まないということはできないのではないかなと思います』といっています。いわゆる、地道な自分なりの努力を積み重ねることで、後悔はしなくなるということです。
さらに、子どもたちにメッセージとして、
『野球だけでなくてもいいんですよね、始めるものは。自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つければそれに向かってエネルギーを注げるので、そういうものを早く見つけてほしいと思います。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁にも、壁に向かっていくことができると思うんです。それが見つけられないと、壁が出てくるとあきらめてしまうということがあると思うので。いろんなことにトライして。自分に向くか向かないかよりも、自分の好きなものを見つけてほしいなと思います。』と話しています。
日本で9年間、アメリカで19年間、合計28年間を「たくましく生きたイチロー選手」だったと思います。
皆さんには、イチロー選手のようになりましょう。とは言いませんが、自分が熱中できるもの、夢中になれるもの、好きなものを見つけることはできると思います。そうしたら、「やりぬいて」ほしいと思います。明日から春休みです。新しい学年に向けてじっくり考える時間だと思います。自分でこの一年間を振り返り、自分はこれが好きだと思えるものを見つけ出して、4月から心機一転打ち込んでもらいたいと思います。
一回り大きくなった皆さんの姿を4月8日に待っています。
最後に,春休み中,事故などにけっして遭わないようにしてください。また、この後、担任の先生のお話をよく聞いて,自分の命は自分で守ってください。約束です。
これでお話を終わります
深谷西小学校 校長 簑輪 進司